卒業制作に向けて

先日の中間プレゼンテーションで発表した内容を載せます。


 私が魅力的な作家だと感じる人の一人は村上春樹です。彼はある著書の中で、自らが小説を書く場合において目指しているものは
「明確な一つの視座を作り出すことではなく、明確な多くの視座を作り出すのに必要な材料を提供すること」
と述べています。
私が卒業制作に向けて考えていることは、このようなことで
いかに多様性を感じとれるものを創造するかです。
建築やアートの分野でもその機能の一つとして新しい視点でものごとをみる機会を与える
ということがあると思います。
私はそのような効果を生むものは多様性を備えているものだと考えることができ、その機能を果たしたものは常に新鮮で、魅力的なものであり続けられる可能性があると思っています。
そのため、卒業研究ではこの多様性について考察しました。
その結論として導かれたことは、日常生活に目を向けること、日常の周縁のイメージがあるものをとりあげること、
この2つのことによってより多様性を備えた表現ができるのではないかということにいきつきました。
今後は2つの条件の共通点である「日常」をキーワードに深い考察を続けるのと同時に、具体的に「日常」のどのような行為やものや現象がより効果的に多様性を備えたもの、どこにでもあるようなそこにしかないもの
を創造できるかということを考えていこうと思っています。


とりあえず文章のみです。次、具体的なことを載せたいと思います。

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