エスキス(5/22)

 
参加者: 赤澤 市原 太田 児玉 山崎


本格的なエスキス発表の第1回目はそれぞれ違った視点であった





■赤澤
人が参加できる何か、また環境問題をテーマとした作品を考えた。

  
コミュニケーションの場を提案した。
足下や顔が見えない、情報量が少ない状態で相手に関心を持たせる環境。


 
どこか気になり、触りたくなるような装置を置く。
それは水の流れを変える装置で、様々な人の干渉によって最終的に流れの行き着く先が決められる。



環境に配慮した敷地からCO2に注目して、CO2を具現化する方法を考えた。

先生のコメント
  • 見る人に印象を与えるテントや装置は面白い。
  • 実現性を考えてもっと詰めていけ。


■市原
今回の建物の特徴でもある吹き抜けに注目した案。
吹き抜けに何かを仕掛けることにより、垂直的な関係性が生まれることを期待する。
例えば、そこに装置的なものを仕掛けるにしても、人が関わることによって発動するものにしたい。また、暖かい空気は上に、冷たい空気は下にいくという特性(熱の感知)も利用することができないか考えている。

 

先生のコメント
  • 吹き抜けに注目した点は良いが、具体的な案が出てきていないので他のメンバーとも相談しながらアイデアを練ろう。



■太田
場、サイトに焦点をおいた案。
今は更地の多い敷地周辺では都市計画などを含めた新しいマチの計画が進んでいる。
現在から未来へのベクトルが強いなかで過去から未来へのベクトルも意識したい。


都市計画道路で現れるものと消えるもの。2つを同時にフラットに扱う。イメージ。


  
その場がもつ過去の記憶へのアプローチ。
飛行機、弾痕、水、噴水のイメージの連鎖。
噴水によるインスタレーションを想定している。

先生のコメント
  • テーマの扱い方が難しい。水(噴水)の案はあり。



■児玉
周りの景観や多様性を含む案。参加型。


風景をアートに巻き込む案。ここでいう風景とは、敷地周辺の緑、建物、空、道路などの景色だけでなく、人がいる風景も指す。景観を巻き込む。

→コメント:人参加型はわかるが、景観を参加させるという考えはあっておもしろい。動いているものでも展開できないだろうか?


 
人の直接参加型。しかしこの案では椅子という機能に人の繋がりを感じさせる工夫を組み込んでいるのであって、アートという行程に参加させているのではない。可能か否かを含めテクニカルな点については明らかでないが、この絵では、椅子同士が地下で空気管なるもので繋がり、人のそれぞれの重みで緩やかに上下することで、見えるとこでも見えないとこでも、”人”、”つながり”を感じさせることを記している。

先生のコメント
  • おもしろいのでさらに具体的にしていくなり、他の案と組み合わせできないか探っていくように。



直接人にアートの過程に参加させることを目的とした案。「削れる素材」に人が何かしら削り書き込み、常にライブ状態(変化する状態)にある。この時は「削れる素材」の一例として石材を挙げた。

→コメント:「削る」素材は石材以外にもあるし、「削る」という行為じゃなくても、参加できる手段はある。黒板が地面にあったらどうだろう?人は直接書き込み、カバーがなければ雨が降れば消える。どんな展開ができるか。黒板の可能性を考えてみよう。



■山崎
グリッドと人の動きを考える。

 

建物のプログラムからグリッドが強くでているイメージで、開かれた空間を意識している場である。
人が集まるということが大きなテーマとなっていると同時に、『グリッド』『格子状』のキーワードが私には強い。

そして、それとは対照的なのが人間の動きである

人間の動きはなめらかで、動いたり、突然走り出したり、立ち止まったり、予測できないスピードで動く。
よくHPでカーソルを線で追っていくように人間の体の動きも一本の線で表現すると
別の形で第三者に伝えることができる、と思う。

先生のコメント
  • ガラスなど壁や床を通して第三者に伝える。
  • 建物外部から人間が動く線が見えたり、フロアごとに確認できたりと、様々な方法を考える。



■石黒
 



*次回は今回出た案を展開させたり、具体性を持ったものにする。
それと同時に他の案との関係性や組み合わせの可能性を探りながら
よりタフな案を出していく。
 

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