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「立川新庁舎アートプロジェクト」

以下の文章は、前期の「立川新庁舎アートプロジェクト」についてまとめたもので、建築学科OB・OGの方々主宰で発行されている冊子「フォルマ・フォロ」の次号に掲載が予定されています。
この時期に、前期3ヶ月分のことを再度思い返しながら改めてまとめていくのはなかなか大変な作業ではありましたが、制作のプロセス・方法論を捉え直すことができたので自分としてはとても良い機会となりました。



「立川新庁舎アートプロジェクト」

 東京都立川市では平成22年度に新たな市庁舎の竣工が予定されています。土屋公雄スタジオの4年前期設計計画Ⅵでは、その新庁舎で展開されるアートプロジェクトにグループ制作で取り組みました。立川市は「まち全体が美術館」という理念のもと、積極的にアートを取り入れたまちづくりを推進しています。例えば、ファーレ立川では、それぞれのアート作品が換気口、排気塔、車止め、ベンチやサインなど、街に必要とされる機能を持っており、人々の日常の中に溶け込むようにして存在していました。新庁舎におけるアート化計画もそのような構想の一端を担っています。
市庁舎の設計者は客員教授の野沢正光先生でいらっしゃることから、設計に関する様々なお話をしていただきました。建物内部の機能美においては初期段階から市民との対話、ワークショップを重ねて追求していったというお話が特に印象的でした。これはいわば立川市民のためのオーダーメイド市庁舎であると言えるでしょう。ならば、私たちも市庁舎のためだけのアート(サイト・スペシフィック・アート)を創るべきではないかという考えが出発点となりました。
 しかし、いざ作り手側に立つとどうすれば自分たちの作品がサイト・スペシフィック・アートに成り得るのかよくわかりません。まずはリサーチをして自分たちの中の情報を増やし、あらゆる方向から可能性を探っていこうという話になりました。市庁舎の模型制作に始まり、実際の施工現場にも足を運びました。現場に行くと、模型だけでは見えてこない周辺環境の音や光、色、においなどが感じられます。そこで得たものがアイデアのきっかけとなることも多々あり、改めて場所を直接体験することの大切さに気づかされました。他にも立川市の地図や歴史などからも何かヒントを得ようと図書館や資料館へも行ったりしました。また、現在の公共の場ではアートやデザインがどのように生かされているのかを知るべく、パブリックアート&ランドスケープ見学ツアーも行いました。
 リサーチを進めるのと並行して、ドローイングや模型などでアイデアをとにかくたくさん出していきました。みんなの個性的なドローイングが壁一面に貼られたときのゼミ室はとても賑やかで楽しい空間となりました。その一見個性的でバラバラに見えるそれぞれのアイデアの中にも、いくつかの共通点を見出すことができます。それらをつなぎ合わせて大きな軸をつくり、そこからまたアイデアを出して可能性を拡げては再度まとめるということを繰り返していきました。学校での話し合いだけでは時間が足らず、みんなでファミレスに行って夜通しでディスカッションをすることもしばしばありました。それでもなかなかしっくりするアイデアが出てこないという日々が続きました。そこでもう一度図面や模型に立ち戻って考えていったところ、市庁舎という建築と関わったアート、その場から発生するアートを創ることが私たちの求めるサイト・スペシフィック・アートに繋がるのではないかという考えに行き着きました。再び模索の日々を続け、最終的にまとまった案は「立川の樹」を創ろうというものでした。単に植樹をするのではなく、吹き抜けから屋上にあるボリュームにかけて張り巡らされたワイヤーを伝って様々な植物が育っていき、いつしか絡み合ったその植物たちがみんなの大きな樹になるというものです。新たな市庁舎とともに成長していく樹であってほしいという願いも込めています。
 徹夜での作業が続いた時や、途中でアイデアが出せなくなったときはつらいと感じたこともありましたが、最後まで頑張ることができたのはゼミのみんながいたからです。また、これまでに経験したことのない規模でのプロジェクトを成し得たのもグループ制作ならではだと思います。今回の制作を通しての経験、みんなと共に過ごした時間は何より代え難いものとなりました。

線の可能性




関係性。美しさ。

今日朝方も話していたことですが、

 美しさをつくる


‐ 必要な要素を組み込んでいき、設計の範囲で完結した建築(屋上)は、

 機械的なイメージが強く、

 美しさに欠けてる

 その美しさというのは、

 ボリュームやファサードなどあの場所の建築があってこそ成るアートと、

 そのアートあってこそ完結し得る建築が、

 関係性を持って生まれるもの






あの場所に訪れる人のほとんどは、アートが導入されたあの場所を見るとき、

なぜそうか、というような言い方、自分の知識と照らし合わせながら見るような事はしないだろうし、

造形物として視覚的意味を持った美しいものがあれば、素直に美しいと観て喜んでくれると思う

でも、私たちは今、決定されたボリュームとファサードと配置のある屋上でアートに挑んでいて、

それらが在るからこそ成るアートを造って、そして同時に建築も美しさを持って完結させたい

関係性を持って生まれる美しさをつくりたい

ただ、だからといってあまり言語的意味に集約してしまわないようには気をつけようと思っています・・




光(色)ですが、先週の講評の時点では「塔」というワードが強くでましたが、

現段階の中で「塔」にうまくしっくりこない部分があります

“フォーリー”とダイナミズムは、私の中でもみんなの中でも上記の内容に沿って大いに展開できてきています

でも、屋上にもってくる“美しさ”を考えるときに、

光(色)にも可能性がある

あそこにもってくる光(色)はどういう形をとってくるか、どういうアプローチが考え得るか、

「塔」ではない形態でも思索中、というところです


ここ数日の児玉は頭の中で行き詰まりがちな感じなので、どんどんマケットやドローイングに落とし込んでいくように努めたい

イメージドローイング










昨日と今日で描いたイメージドローイング。
これに対して違った視点から意見をたくさんもらったので、それをもとに発展させたいと思います。




マケット

6/19 マケットの写真です

津田君


















山崎






赤澤くん



太田君




6月19日の講評

          19日の講評で出されたスケッチで手元にある分を載せておきます。







                           赤澤







                           市原




                    (↓過去に載せていないスケッチ)






                           太田










                            児玉







・赤澤君の“フォーリー”案(言葉が思いつかなかったのでここでもフォーリーという言葉を使います)

・太田君のダイナミズム(ファサードを展開)

・児玉の光(カラー)

以上の三つを軸に、これから三つ同時に全員で展開していくことになった。

まずは無理に統合しようとはせず、一つひとつをとことん詰めていく。

明日日曜、全員集合で進めていく予定です。

言葉足らずな点があれば、各自アップしていってください。

◎フォーリー案の続き

フォーリーを敷地に落とし込んでシークエンスをつくる、という作業はまだやっていません。
そのかわりヴォリュームどうしを水を使って関連性(ストーリー)を持たせるということを考えました。
(赤い壁はイメージです。緑化壁も鉄板壁も土壁もあり得ると思います。)


ヴォリューム内部のイメージ



何か形を持ったフォーリー



根底に持っている考えはこの屋上にビオトープ(生態系の定着)を造りたい、ということです。このフォーリーの1つ1つは、虫の菜園やメダカの池など、最小単位のビオトープとして成り立たせたいなあと思っています。


みんなからもらった意見…
 ヴォリュームの中にある環境を詰めて、そこへの意識を強めることができそう。
 水の仕掛けは、来た人に単純に興味を持たせる可能性がある。
 地面ではなく、屋上にビオトープを根付かせる利点や意味がほしい。
 敷地にもっと踏み込んで形や機能をもっと詰めていけ。
 フォーリーとは言わない方がいい。??




あと山さんやけいちゃんが屋上を覆う計画をしていますが、
僕が以前出したこのドローイング、何か足しにならないでしょうか。

青い波 

これに草が生えていきます 提灯吊るしたり 花つけたり 舞台装置にもなる
あと橋みたいに吊る構造にして前後に可動します 夕日とか明け方は見応えありそう
波がくるネイチャーポエム

考えていること

市原です
ドローイングなどをのせるために後日書き直しますが、文を少しだけでも。


いま考えていること
赤沢君の“ヴォリューム感を解消する”というのと近いイメージでエスキスをしていました。
建物を覆い隠すドローイングが載っていましたがそれをもっと大きな規模で屋上全体がゆるやかな芝山になっているイメージです。そこに石黒君が先週出していた”舞台”の要素も取り入れられたらと思っています。“ 吹き抜けから全体へ”というのはどうしよう・・・

私の中にあるキーワード:芝山、水、すべり台(遊具的な)、舞台



色について
ラ・ヴィレット公園のフォーリーの赤色が気になって調べてみたら、よっちゃんも話していましたが補色の赤なのですね。
建物に色、ですぐに出てきたのがルイス・バラガン。彼も積極的に色を建築に持ち込んでいたのですこし調べてみたら、あの温かみのあるピンク色はメキシコに咲いている花の色からインスピレーションをもらっているのですね。
あの色合いはメキシコだからこそ成り立つとすると、日本はどんな色が使えるんだろう・・・?と考えていました。
先ほどの北川さんの”雑草”という言葉がいま引っかかっていてイメージが湧いてくるのですが、日本自体「花」よりも「雑草」のがよりあてはまるような気がするのは私だけでしょうか。。。一見派手、より一見地味。謙虚だけど実は静かに強い感じ。



こんなところでかなり大雑把ですが。。
近日直します。

オオタの考えpart1

赤澤君が描いた先週のドローイングの中で気になったのが、ボリュームを消すために緑で覆ったこと。逆にそれはそのボリュームがなければでてこなかった案ではないのかなと思って下の写真のようなものを考えた。
ファサードに対してのアプローチ。建物が持っている形態と同時にシンボル性を高くする。


多分これは山崎さんの最初の案も気になっているからかなと。この建物は垂直水平で構成され、プログラムや建設の仕方などからもそれ自体がマシンのように思える。必然的に曲線は目立つし、何かしらのメッセージ性も含められるのではないかと…

それから、市原さんの言っていた吹き抜けのこと。確かに吹き抜けはものすごく重要な要素だと思う。今まで自分も何となくアプローチしたが結局、何となくだった。

それで先週土屋先生から話があったように建物全体で構成するのもありではなかろうかと…
そうしたら、吹き抜けだけでなく、「ファサード、吹き抜け、屋上」が連続して存在して欲しいと思いました。
通りすがりの人はファサードをみて屋上にあがり吹き抜けをみる、市庁舎に用がある人はファサードを何となくみて吹き抜けが目に入り屋上にあがる、などきっかけをつくって連続させる。

多分これも理由があると思う。
一般的に市庁舎に行くことはそうない。ならば誰か一人が来る一回のチャンス(大げさですが)で市庁舎の印象が変わるとかなんか面白いとこだとかの何らかのリアクションがあってほしいと思った。
ここで石黒君が言っていた舞台的空間(本人が言っていたのと多少違うが)が出てくる。
舞台を見に行けばそこにはステージというフレームの中に演者がいて一つのドラマをみせてくれる。
このようにそこに行けば何かしら起こっているという状態です。

例えばこの「なばなの里」
基本的にはとても大きいフラワーパークみたいなものですが演出が細かい。
まず花の扱い方。いつ行っても何か咲いている状況であること(花の開花年間スケジュールをみるとわかります)これはある意味当然かもしれませんが。
あと今の時期では蛍も見れるようで、時期が近づくと毎日の状況(数など)をコメント付きでネットにあげています。
さらに花があまり咲かない冬場はイルミネーションをやります。これはすごい。
写真だけでも行きたくなります。




と、繊細に計画することの例です。


僕が考えているのはこんな感じです。
中途半端ですがここまでで。


覆うことから穴をあける

こんにちは。まだエスキスが未完成ですが、考えていることを書きます。

植物というキーワードで、屋上をどのようにして形成していくかという問題で
一つの「きっかけ」を表現しやすいように”緑ですべてを覆う”ことからスタートしました。

私も同じく津田くんの壁面緑化に大きな魅力を感じています。
そこで、壁面緑化だけでなく、まずは緑を建物全体に覆うことをスタートと位置づけることにしました。
(この時点で私のなかにはまだ植栽の種類などは確定していません)






そこから建物のアウトラインを書き込んでいきます。
建物から人間の出入り、導線を考えます。
「緑に穴をあける」というイメージです。
この穴ですが、立ち止まったり、座り込んだりと行動に従って大きさを変えていきます。
(現時点ではまだ大きさは未定です)

           ↑
        簡単なイラストですが、こんな感じでゾーニングを考え
           そのポイントを繋げて行くということになります。


           ↑
           屋上の建物だけ色を塗りました。
           これと緑を合わせながら導線などを考えて行きます。

           合体させた場合です。