卒業制作中間

 卒業制作のテーマを探すにあたり、まずは今まで自分がそれぞれの課題などを通して考えてきたことを思い返してみました。そうしたところ、共通して目にはみえないところでの人と人、人とモノの関わり合いやつながりというものに私は興味を持っていることがわかりました。
 そこで、個人的ではありますが、自分の幼いころの記憶を出発点にしたいと思います。その記憶とは、保育園の送り迎えの途中に車の中から入道雲が見えると、「あの雲の向こうにはおばあちゃんがいてその向こう側に行けば会える」と本当に信じていたことです。こう言うと、さも亡くなってしまった人の話をしているように聞こえるかもしれませんが、彼女は90歳を過ぎた今でも元気に過ごしています。その時の私は目には見えない離れた場所に住んでいる祖母とのつながりを感じていたのだと思います。
 では、見えないところで自分と自分以外の人やモノとのつながりを感じるとは一体どういうことか。私たちはそれぞれ自分の身体という個体を持って生きているため、実際に目が届き、身体が触れることのできる身近な範囲ではリアルを感じることができます。しかし、その範囲を外れたところで起こっていることに対しては、極端に言ってしまうと壁一枚向こうで起こる事にさえついつい無関心になりがちです。これはしょうがないことなのかもしれませんが、私たちは一人の個という存在である前にその個が集まってできている大きな集合体の中でお互いに関わり合って生きていることを忘れてはいけないと考えます。その意識が自分の中にあるとき、たとえ目には見えず、身体に触れることができなくとも離れた人やものいつながりを感じ、思いを馳せることができるのではないでしょうか。
 いま述べたような考えをさらに深めていき今後の制作に向かいたいと思います。作品に対する具体的なイメージ、使用する素材などは未定ですが、1/1のスケールで視覚的、または体感的な作品として表現したいと考えています。




以下は、何かヒントになりそうなイメージを集めたものです。


フランソワ・ルーアン
「紙の編み込み」

「編み込み」


手塚愛子
「落ちる絵」

「薄い膜 地下の森」
スー・ドーホー
「床」

タイトル不明
タイトル不明

アントニー・ゴームリー
タイトル不明

土屋さんのアトリエにて





【響像】- Anti Planetarium in ROCKET -




津田です。

ついに昨日から個展が開催しはじめました。

同じく建築学科の川鍋と
基礎デザイン学科の小林と
僕の三人でやっているプロジェクト【響像】。

昨年の芸術祭、そしてTHE SIXに続いて、
三回目の展示になります。

前回とはまた違ったものになっています。

ぜひ遊びに来てください。
お待ちしております。


場所:原宿ROCKET (http://www.rocket-jp.com/)
期間:7/31(金)ー8/11(火)  OPEN 12:00 〜 19:30
協賛:チロルチョコ株式会社
協力:anonym

会期中無休 入場無料




[LINK]
KYO-ZO HOMEPAGE
KYO-ZO BLOG
ROCKET HOMEPAGE

線の可能性




関係性。美しさ。

今日朝方も話していたことですが、

 美しさをつくる


‐ 必要な要素を組み込んでいき、設計の範囲で完結した建築(屋上)は、

 機械的なイメージが強く、

 美しさに欠けてる

 その美しさというのは、

 ボリュームやファサードなどあの場所の建築があってこそ成るアートと、

 そのアートあってこそ完結し得る建築が、

 関係性を持って生まれるもの






あの場所に訪れる人のほとんどは、アートが導入されたあの場所を見るとき、

なぜそうか、というような言い方、自分の知識と照らし合わせながら見るような事はしないだろうし、

造形物として視覚的意味を持った美しいものがあれば、素直に美しいと観て喜んでくれると思う

でも、私たちは今、決定されたボリュームとファサードと配置のある屋上でアートに挑んでいて、

それらが在るからこそ成るアートを造って、そして同時に建築も美しさを持って完結させたい

関係性を持って生まれる美しさをつくりたい

ただ、だからといってあまり言語的意味に集約してしまわないようには気をつけようと思っています・・




光(色)ですが、先週の講評の時点では「塔」というワードが強くでましたが、

現段階の中で「塔」にうまくしっくりこない部分があります

“フォーリー”とダイナミズムは、私の中でもみんなの中でも上記の内容に沿って大いに展開できてきています

でも、屋上にもってくる“美しさ”を考えるときに、

光(色)にも可能性がある

あそこにもってくる光(色)はどういう形をとってくるか、どういうアプローチが考え得るか、

「塔」ではない形態でも思索中、というところです


ここ数日の児玉は頭の中で行き詰まりがちな感じなので、どんどんマケットやドローイングに落とし込んでいくように努めたい

イメージドローイング










昨日と今日で描いたイメージドローイング。
これに対して違った視点から意見をたくさんもらったので、それをもとに発展させたいと思います。




マケット

6/19 マケットの写真です

津田君


















山崎






赤澤くん



太田君




6月19日の講評

          19日の講評で出されたスケッチで手元にある分を載せておきます。







                           赤澤







                           市原




                    (↓過去に載せていないスケッチ)






                           太田










                            児玉







・赤澤君の“フォーリー”案(言葉が思いつかなかったのでここでもフォーリーという言葉を使います)

・太田君のダイナミズム(ファサードを展開)

・児玉の光(カラー)

以上の三つを軸に、これから三つ同時に全員で展開していくことになった。

まずは無理に統合しようとはせず、一つひとつをとことん詰めていく。

明日日曜、全員集合で進めていく予定です。

言葉足らずな点があれば、各自アップしていってください。

◎フォーリー案の続き

フォーリーを敷地に落とし込んでシークエンスをつくる、という作業はまだやっていません。
そのかわりヴォリュームどうしを水を使って関連性(ストーリー)を持たせるということを考えました。
(赤い壁はイメージです。緑化壁も鉄板壁も土壁もあり得ると思います。)


ヴォリューム内部のイメージ



何か形を持ったフォーリー



根底に持っている考えはこの屋上にビオトープ(生態系の定着)を造りたい、ということです。このフォーリーの1つ1つは、虫の菜園やメダカの池など、最小単位のビオトープとして成り立たせたいなあと思っています。


みんなからもらった意見…
 ヴォリュームの中にある環境を詰めて、そこへの意識を強めることができそう。
 水の仕掛けは、来た人に単純に興味を持たせる可能性がある。
 地面ではなく、屋上にビオトープを根付かせる利点や意味がほしい。
 敷地にもっと踏み込んで形や機能をもっと詰めていけ。
 フォーリーとは言わない方がいい。??




あと山さんやけいちゃんが屋上を覆う計画をしていますが、
僕が以前出したこのドローイング、何か足しにならないでしょうか。